<2006年06月のお知らせ(バックナンバー)>
■夏越の大祓
(2006.06.30)
今日の午後5時半に、恒例になっています茅の輪神事と夏越(なごし)の大祓が斎行されました。小雨が降って心配された天気も、時間になると雨も上がり、予定どおり行われました。あっという間に今年の前半も今日で折り返しを迎えます。氏子崇敬者皆様方にも、前半の罪穢(ツミケガレ)を祓い、暑い夏を乗り越え、残り後半をご健勝にてお過ごし下さいますよう社頭よりご祈念申し上げます。
■ヒマワリ
(2006.06.29)
今日も昨日に続いて真夏日のようでした。ハムスター用の餌から生えた向日葵(ひまわり)も大輪の花を咲かせました。名前の由来は、太陽の動きにつれて、その方向を追うように花が回るということから付きました。ただし、実際に太陽を追って回るのは成長段階の若い時期だけで、つぼみが大きくなって花が形成される頃には成長が止まるため、ほとんど動きません。アゲハチョウ(ナミアゲハ)が美味しそうに蜜を吸っていました。
■ムラサキツユキサ
(2006.06.28)
境内の裏に咲いています。紫露草(ムラサキツユクサ)は、早朝に開いて、午後にはしぼんでしまう半日花です。北アメリカ産の多年草で、この花の染色体が電離放射線によって変異を起こしやすいことから、放射線を扱う施設の庭などに植えるという事があるようです。理科の実験で染色体を調べる花にもなっているようです。因みに、染色体数は2n=12です。
■ホタルブクロ
(2006.06.27)
境内の裏手に群生しています。名前の蛍袋(ホタルブクロ)の由来は、子供が蛍を入れて光らせて遊んだとか、花の形を提灯にたとえて、提灯の昔の呼び名”火垂る”をあてたとか、諸説があります。花の時期が夏の蛍と重なるため昆虫の蛍が思い浮かびますが、広辞苑の「夏、茎の頂に淡紫色の大きな釣鐘状の花を数個下垂、その様が提灯(火垂る)に似る。」の記述によると、「ちょうちん花」の意味だということが分かります。「雨降り花」「とっかん花」と呼ぶところもあるそうです。
■タマガワホトトギス
(2006.06.26)
境内の裏手に群生しています。鳥の名前を持つ花は他に、サギソウ(鷺草)、キジムシロ(雉筵)などがありますが、全く同じというのは他に思い当たりません。もっとも、鳥の方は「不如帰」「杜鵑」(どちらもホトトギス)と書きます。花の点々が不如帰の羽の模様(胸)に似ているということです。花が黄色いので、ヤマブキの名所である京都の玉川にちなんで名付けられました。
■茅の輪を設営しました
(2006.06.24)
茅の輪をくぐり越えることによって、除災招福を祈願するもので「茅輪くぐり」「輪越祭」ともいいます。茅輪の起源については、釈日本紀七に備後風土記逸文を引用して、素戔嗚尊(スサノオノミコト)が南海の方へお出でになる途中、あるところでお泊まりになろうとして、土民の蘇民将来(ソミンショウライ)と巨旦将来(コタンショウライ)という兄弟に宿を求められました。弟の巨旦将来は裕福な身であったにも拘わらず宿を拒んだのに対し、兄の蘇民将来は貧しい身でしたが素戔嗚尊をお泊めし、ご待遇申し上げました。その後年を経て素戔嗚尊は再び蘇民将来の家を訪れ、「もし天下に悪疫が流行した際は、ちがやを以て輪を作り、これを腰に着けておれば免れるであろう」と教えられました。この故事に基づき、「蘇民将来」と書いてこれを門戸に貼れば災厄を免れるという信仰が生じ、祓いの神事に茅輪を作ってこれをくぐり越えるようになったのです。6月30日午後5時半より神事を行いますので、ご家族ご友人お誘いの上どうぞお気軽にご参加下さい。
■祈りの火と四島のかけ橋
(2006.06.23)
根室にあるシンボル像です。「北方四島」を大きな4個のブロックにより表現し、お互いに連なり合い、一つの大きな「アーチ」を形成し、そのアーチを北方領土返還への祈りの「ゲート」と表現しました。また、この火は領土返還の祈りを込めて、最南端の沖縄・波照間島で自然採火されたものです。昭和56年早期返還を果たした沖縄の、そして全国民の祈りを込めて「四島(しま)のかけ橋」に点火されました。この火は、北方領土が日本に返還されるまで、燃やし続けることになります。
■北方領土の碑
(2006.06.22)
北海道の根室は現在、日本最東端です。北方領土(択捉島・国後島・色丹島・歯舞群島)が不法占拠されているためです。この最東端の琴平神社境内に昭和53年に建立された「北方領土の碑」には、「一都一道二府四十三県の心をこめてここに記す」とあり、全国各地から持ち寄った石が埋め込まれています。この度、神道青年全国協議会役員が視察と清掃を行い、一日も早い返還を祈りました。
■ユキノシタ
(2006.06.20)
雪の下(ユキノシタ)は境内の裏手に咲いています。紅色の糸状の長い匍匐(ほふく)枝を四方に出して、この枝が地面をはうようにして伸びてところどころに根をだし、先端に子苗をつくって繁殖します。葉には薬効があり、生薬では虎耳草(こじそう)といいます。小児のひきつけには揉み汁を口に含ませたり、うるしのかぶれ、耳のただれには塗布すると効き目があるそうです。また、山菜として和え物や天ぷらにしたりします。一年中採れる山菜・薬草なので、寒い冬に雪の下になっても枯れないから、ユキノシタと呼ばれるようになりました。
■ウリノキ
(2006.06.19)
瓜の木(ウリノキ)は社殿裏側にあります。葉の形が瓜の葉に似ていることからこの名前があります。花は白色で、5〜6月に咲きます。花の形はアクシバと同じで写真のとおり変わっていて、一度見たら忘れられません。花弁は6枚で、花が開くと外側に巻きあがってカールして、黄色の長い葯(3cmほどで12本)が出てきます。
■氏青東北大会
(2006.06.17)
全国氏子青年協議会の東北・北海道地区別研修会が、秋田市内に於いて開催され、当八幡宮より5名参加してきました。秋田市三皇熊野神社を正式参拝した後、秋田温泉「さとみ」に会場を移しました。秋田虫の会会長の木川弘先生による「鳥居のある風景」と題した記念講演や、宮城県「紫神社氏子青年会」秋田県「三皇熊野神社氏子青年会」による活動報告などを行い、研修と東北各地で活躍する氏子青年会と交流を図りました。
■ハルジオン
(2006.06.15)
ハルジオン(春紫苑)は境内のあちこちに、春の雑草として見られます。北アメリカ原産の多年草で、大正時代に園芸種として入ってきました。たくさんあるといかにも雑草という感じですが、一つをじっくりみるとなかなかのものです。うすいピンク色のものもあります。ハルジョオン(春女苑)は牧野富太郎の命名で、春に咲く紫苑(しおん)という意味です。シオン(紫苑)は夏の終わり頃に咲く“紫色”の花です。今日はルリシジミチョウが遊びに来ました。
■ミヤコワスレ
(2006.06.14)
境内のあちこちに咲いています。都忘れは、順徳上皇が佐渡に流されていたとき、庭に咲くこの花をみて「今日からはこの花によって都のことを忘れることができる」と言ったのに由来するそうですが、ミヤマヨメナ(深山嫁菜)の栽培品種です。江戸時代には栽培されていた記録があり、ミヤマヨメナよりも色が濃く、鮮やかです。紫紺色の他に、赤紫色、淡紅色、白色などがあります。
■三沢基地の視察
(2006.06.13)
東北6県神道青年会の研修会で、青森県にあります、航空自衛隊三沢基地を視察してきました。どなたでも申込をすれば基地内を案内してもらえますし、日夜自衛隊の方が体を張って我が国を守っていてくれることを実感できます。写真はCH−47Jという輸送ヘリコプターです。人員や貨物などの輸送業務を行うものですが、山林火災の消火や、災害救援にも使われます。阪神淡路大震災や、三宅島噴火、新潟中越地震などでも活躍しました。
■入梅
(2006.06.11)
今日は雑節の一つの入梅ですが、山形は昨日梅雨入りしました。芒種(今年は6月6日)の後の最初の壬(みずのえ)の日を梅雨入り、小暑の後の最初の壬の日を梅雨明けとしていた時期もありました。本当の梅雨入り・梅雨明けの日付は、その年や地方によって異なりますが、農家にとって梅雨入りの時期を知ることは田植えの日取りを決めるのに重要だったので、その目安としてこの暦日が設けられました。境内では行者大蒜(ギョウジャニンニク)が花を咲かせていました。
■己巳
(2006.06.09)
今日は己巳(つちのと・み)です。暦の上で選日(せんじつ)と言われる日の一つです。選日とは、縁起を担いだり、吉凶を占ったりするために決められ、「甲子」「己巳」「庚申」「八専」「十方暮」「天一天上」「天赦」「三伏」「一粒万倍」「不成就」の10種類あります。己巳は弁財天の縁日で、このお祭りを巳まつりといいます。弁財天は七福神の1神で、芸能の神様として知られていますが、厳島神社では、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)と呼ばれています。(写真は社殿にある弁財天の絵馬)
■カモガヤ
(2006.06.08)
カモガヤはオーチャードグラスとも呼ばれ、ヨーロッパから明治初期に導入されました。小穂が鳥の足の形に似ているので、英名を「Cocks−Foot」といい、これを「カモ」と間違えて「鴨茅(かもがや)」の名が付きました。植物体は柔らかく、葉の色はやや青みを帯びています。カモガヤは花粉症の原因植物として問題となっていて、元々ヨーロッパでも「干草熱」などと呼ばれるような、花粉アレルギーがあったようです。優秀な牧草ですが、花粉症の人には大変やっかいな植物です。
■ハナニガナ
(2006.06.07)
花苦菜(ハナニガナ)は“花がきれいな苦菜”とでもいうのでしょうか。境内のあちこちに咲いています。全体はニガナよりも大きく、茎は高さ40〜70pになり、先に黄色の頭花をつけます。舌状花は8〜10個からなり、葉は倒卵状長楕円形〜広披針形で、鋸歯があり、茎葉は茎を抱きます。ニガナの白花品ではなく、変種となっています。
■芒種
(2006.06.06)
今日は二十四節気の一つ、芒種(ぼうしゅ)です。6月5日か6日ごろを指して、この日から夏至までの期間をいいます。太陽黄経が75度のときで、芒(のぎ : イネ科植物の種子にあるとげのような突起)を持った植物の種をまく頃ですが、実際には、現在の種まきはこれよりも早くなっています。ちなみに黄河文明における主食はアワであり、二十四節気が作られた当時の中国黄河中・下流域では夏にアワを植えて冬にコムギを植える輪作が行われていたようです。
■オドリコソウ
(2006.06.05)
境内のあちこちに咲いています。東南アジアの温帯に広く分布する多年草で、白または淡紅紫色の花をつけます。花を横から見た形が、着物姿で編み笠をかぶった踊り子の姿を思わせることからつけられた名前です。葉は対生し、直角に2枚ずつついています。長さ5〜10センチの卵状三角形〜広卵形で先端はとがっていて、ふちに粗い鋸歯があり、網目状の脈が目立ちます。茎は柔らかく、節に長い毛があります。
■クサノオウ
(2006.06.04)
クサノオウの名前の由来は、皮膚病の「くさ(湿疹)」を治す薬効があるために、「くさ(瘡)の王(おう)」と呼ばれるようになったとされています。クサノオウの方言には、タムシグサ、イボクサ、チドメグサ、ヒゼングサなどがあり、いずれも皮膚病と関係が深い名前で呼ばれていることがわかります。ヒゼングサは皮癬草(ひぜんくさ)のことを表していて、疥癬(かいせん)の治療に用いたりします。茎を折ると白汁が出て、すぐに橙黄色に変化します。 この汁にはアルカロイドのケリドリン、プロトピン、サンギナリンなどの有毒物質を含みますので、ご家庭での内服は絶対にしてはいけません。
■シャガ
(2006.06.03)
境内のあちこちに咲いています。別名コチョウカ(胡蝶花)ともいい、ヒオウギの事を射干といいます。シャガ(射干・著莪)はごく古い時代に中国から入って野生化したものと考えられています。ただ、シャガは地中のランナーで増えるので、種子を作らないし、球根を作るわけでもないので、中国から持ってくるとなると、生きたままで持ってこなくてはなりません。渡来人が観賞用に持ち込んだのなら、遠路を鉢植えで移動させたことになります。古里の花を持ち込んだ風流人か、あるいは・・・?
■カキドオシ
(2006.06.02)
垣根のような隙間でも通っていくことからカキ(ネ)ドオシと呼ばれるようになりました。茎や葉は夜泣きなどの幼児の疳の虫を取るのに使われたことから、カントリソウ(疳取草)とも呼ばれます。また、利尿、消炎薬として黄疸、胆道結石、腎臓結石、膀胱結石などに用いて、血糖降下作用はタラノキ皮よりも強く、糖尿病治療にも応用できることが期待されています。ほんとにどこにでも生えていて、もちろん雑草ですが、腎臓型の葉が特徴的で淡い紫青色の花を咲かせます。たいてい群生していますので、とても綺麗です。
■今日から水無月
(2006.06.01)
今日から6月です。水無月は「水の無い月」と書きますが、水無月の「無」は、現代日本語の「の」にあたる言葉で、「水の月」という意味になります。陰暦6月は、田に水を引く時期なので、「水な月」→「水無月」と言われるようになりました。因みに、11月の「神無月」も同じで、「出雲大社に神様が集まって神様がいなくなるから」というのは「な」という言葉遣いがされなくなってからの俗信といわれます。
今月30日には恒例の夏越の大祓と茅輪神事が行われます。
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