夏越の大祓のご案内


2020.06.24

お知らせ

梅雨の合間を見て、社殿正面に恒例の夏越(なごし)の大祓・茅輪(ちのわ)神事用の茅の輪を組みました。今月30日(木)午後5時半より茅輪神事を斎行しますが、茅(かや)で大きな円を作り、それを3回くぐることによって災厄を免れるというものです。これは「備後国風土記」などに記されており、素戔嗚尊(すさのおのみこと)が南海の方へ旅をする途中に、ある地で宿泊しようとして、そこに住んでいた蘇民将来(そみんしょうらい)と巨旦将来(こたんしょうらい)という名の二人の兄弟に一晩泊めてくれないかとお願いしました。弟の巨旦将来はとても裕福であったにも拘らず、素戔嗚尊の頼みを断りましたが、兄の蘇民将来はとても貧しかったにも拘らず素戔嗚尊をお泊めし、栗飯をごちそうするなどしてご接待申し上げました。素戔嗚尊は大変喜ばれ、翌朝その地を去りましたが、数年後再び素戔嗚尊が戻ってきたとき蘇民将来に『今後この地に悪い病気が流行った時には、茅(かや)で作った輪を腰に付けなさい。そうすれば悪疫から免れるであろう』と言って去っていきました。この故事に基づき、「蘇民将来」と書いてこれを門戸に貼れば災厄を免れるという信仰が生じ、祓いの神事に茅輪を作ってこれをくぐり越えるようになりました。「茅輪神事」と「夏越の大祓」は今月30日午後5時半より斎行致します。どなたでもご参加できますので、どうぞお気軽にご家族ご友人お誘い合わせの上お越し下さい。一家族様1千円にて当日申し受けます。

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